水彩の絵の具の顔料とは
顔料の粉末を紙に定着させるために水を用いること。すなわち、水で絵の具を溶いて紙に描く行為をいいます。絵具は、顔料、アラビアゴム(アカシアの樹液で、水溶性のゴム)、グリセリン(乾燥速度を遅らせる)、グルコース(流れやすくする)を細かく砕いて混ぜ合わせたものです。
水彩絵の大きな利点は、簡単な道具さえあれば事たりる。たとえば野外で描く場合は、絵の具、スケッチブック、鉛筆、パレット、筆、筆洗器、水、これだけあれば十分です。絵具は乾くのが早く、ガッシュ(不透明絵具)は容易に塗る重ねもできる。透明絵具は、乾き具合によっては水彩特有の「にじみ」、「ぼかし」、もいかすことができます。とにかく工夫次第でいろんな表現ができるのです。また旅先の思い出に気楽にスッケチ、少し色を施す、これだけでも、ちょつとコツさえ覚えれば簡単ですし、楽しいものです。
透明水彩の選び方
アラビアゴムを多く含んでいる。水で溶いて塗ると透明感のある色調になる。下に描いた線や色が透けて見える。「にじみ」や「ぼかし」など水を多く含む描き方をすることにえあより独特な表現ができ、淡く仕上がる。また、筆に水を含ませない技法で、カスレのある描き方もおもしろい。
また水彩絵の具には
「チューブタイプ」と「パンタイプ」の2種類があります。
チューブタイプは液状の絵の具をチューブにそのまま詰めたもの
パンタイプは液状の絵の具を乾燥させて固めたもの。
固形の透明水彩絵の具です。
ホールパンとハーフパンがあり、ホールの半分がハーフに
なります。
チューブタイプ(透明水彩)
ターレンス透明水彩絵の具18色セット
公式サイトhttp://www.talens.co.jp/product/water/rembrandt4.html
ww.holbein-works.co.jp/watercolor.html
不透明水彩(ガッシュ)の種類
顔料を多くした水彩絵の具で、アラビアゴムはすくなめ。下の線や色を覆い隠す為、塗り重ねが容易である。別名ガッシュと呼ばれる。重工で力強い表現ができ、発色が鮮明な色調となる。