田崎廣助美術館を訪ねて

八女市立花町に立地する田崎美術館を訪ねてみました。

田崎廣助画伯は明治31年(1898)、福岡県八女郡北山村(現・立花町北山)に生まれました。

同郷の画家 青木繁や坂本繁二郎に触発され画家の道を志す。(詳細は省きます)

画伯の絵は終生のテーマとなった阿蘇山、桜島、浅間山,富士山など多くの山を全体的に大きなフォルムとして捉え力強い線と面で表しているのが印象的でした。幼少期のふるさと八女市立花町の矢部川清流で魚つりなどして遊んだ少年時代、豊かな自然に育まれた故郷の山の飛形山が原点としてあるのでしょうか。

画伯は昭和7年(1932)ヨーロッパ留学でフランスへ渡りセザンヌやマチスなどの影響を受け それは静物画によくその特徴が表れているなと思いました。

風景画・静物画にしても西欧の空間を特徴とする奥行きのある画風ではなく、東洋の平面的な線、安定した構図を主体とする画面構成で「東洋の心」の美意識がその底流にあると思います。

      桜 島 
  F6(318x410) 油絵
     朝焼けの桜島 
    F20 (606×727) 油絵 
        阿 蘇 山
    P15(500x652)油絵
      阿 蘇 山 
    F50(910x1167)油絵
      阿 蘇 山 
    F30(727x910)油絵 
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